2013年09月04日

平成25年度(1)図書館職員研修「古典資料の扱い方」を開催しました

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8月30日(金)、小白川図書館において、本学基盤教育院教授の山本陽史先生と講師の佐藤琴先生をお迎えし、「古典資料の扱い方」をテーマとした図書館職員研修会を開催しました。

第一部は、山本陽史先生から「和本の取り扱いと書誌情報」と題して、変体仮名の読み方を学びました。江戸時代の資料をサンプルに実際に読んでみましたが、今の読み方とは全く異なっていて短い一行を読むのにも悪戦苦闘。同じ字が繰り返し出てくるので、一度覚えたら忘れないことや、意識して読んでみることが大切などコツを教わりました。また、図書館職員なら覚えておきたい書誌情報の記入方法なども実際に体験し、あっという間に時間が過ぎていきました。

【第一部 山本先生の研修風景】

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第二部は、佐藤琴先生から「掛軸の取り扱いと展示」と題して掛軸の取り扱い方についての心構えや服装について説明のあと、資料貸出に立ち会った際にとる調書の書き方についての実習のほか、掛軸の展示と収納について交代で体験しました。図書館職員は、正式に美術品の展示方法などを習う機会がなかなかないため、今回は大変有意義な研修になりました。

【第二部 佐藤先生の研修風景】

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