附属博物館・小白川図書館特別展「山形大学における最上義光研究」
『山形県史談』より最上義光肖像画(最上義光歴史館蔵)
会 場:小白川図書館1階
会 期:平成30年10月6日(土)〜11月14日(水) 会期中無休
開館時間:平日8時15分〜21時、土・日11時〜18時
(※10月8日(月)は11時〜18時、15日(月)は8時45分〜17時)
近年の最上義光研究はめざましい成果をあげています。山形城のお膝元にある山形大学の研究者が、これらの研究を牽引してきました。長年にわたる研究蓄積の精華を、最上義光歴史館所蔵資料や研究成果の著作を展示して、ご紹介します。
【展示内容】
☆義光文書の世界
最上義光研究の基礎となる義光文書には、判物1・印判状2・書状があります。これらの義光文書は、現時点で300点以上も確認されています。本展では、最上義光歴史館所蔵の印判状・書状を展示して、義光文書の世界をご紹介します。
☆義光の文芸活動
義光は、当時の知識階級の文学的な娯楽である連歌に優れていました。連歌とは、源氏物語や古今和歌集以下の古典を背景にしながら、一座の人々と静寂優雅な境地を楽しむものです。本展では、義光自身が連歌の決まりを一冊の本にまとめて解説した、最上義光歴史館所蔵の『最上義光注 連歌新式』などを展示し、義光の文芸活動に迫ります。
☆本学秘蔵コレクション
附属博物館には、初代館長の長井政太郎が収集した最上義光関連資料が収蔵されています。その中には、米沢出身の郷土史家・伊佐早謙が著した、最上義光に関して最も早い時期にまとめられた資料集『新編最上義光事歴』などがあります。これからの義光研究で重要となる資料も併せてご紹介します。
☆本学関係者の研究図書
本展では、本学創立以来の現在に至るまでに刊行された本学名誉教授および現職教員・卒業生による義光関連書籍をご紹介します。
【関連企画】
平成30年度山形大学附属博物館公開講座「山形大学の最上義光研究」
会 場:山形大学小白川キャンパス人文社会科学部1号館2階201教室
日 時:第1回10月13日(土)
「最上義光の近世城下町建設とその遺産」横山昭男名誉教授
「最上家ゆかりの絵画」佐藤琴学芸研究員
第2回10月20日(土)
「最上義光再考」松尾剛次人文社会科学部教授
「最上義光連歌の世界」名子喜久雄名誉教授
第3回10月27日(土)
「山寺立石寺の最上義光霊屋について」永井康雄工学部教授
「最上義光をめぐってー人物画像・冬期遠征・『最上義光事歴』等ー」伊藤清郎名誉教授
※いずれも13時15分〜16時まで
事前申込が必要です。附属博物館(023-628-4930)までお問合せください。
■ 過去の特別展の紹介
※ 昭和45〜49年は小規模展示のため
通常の特別展と区別しています。
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