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公 開 講 座


 平成23年度公開講座

掛軸のい・ろ・は
〜表装から画題まで〜

概要
今年度公開講座では、所蔵掛軸の特別展示に合わせて、
掛軸に関する内容の講座を開催しました。

掛軸の保存方法や取り扱い方、掛軸の鑑賞の仕方、そして
特別展に並ぶ作品を描いた画家たちについての講義を通し、
様々な角度から「掛軸」の魅力を探っていくことを目的としました。
講師にベテランの表具師さん、本学教員をお招きしました。


受講後、受講者の方々がお宅に眠っている掛軸を取り出して
愛でていただけるよう、また各種展覧会で軸物の鑑賞がもっと楽しくなりますよう、
少しでもお手伝いできれば幸いです。



日程と内容

第一回
10月15日(土)13:30〜17:00
「掛軸を楽しむ」 山形大学基盤教育院 講師  佐藤 琴
「長谷川コレクションについて」 山形美術館 主任学芸員  月本 寿彦

佐藤先生には掛軸の歴史に始まり、その種類をお話しいただきました。

山形美術館の月本さんには山形美術館の有する
長谷川コレクションの経緯、特徴をお話しいただいたのち、
作品の画像を見ながら一点ずつ解説していただきました。



第二回
10月22日(土)13:30〜17:00
「祝賀の掛軸―高砂図を中心として」 山形大学基盤教育院 講師  佐藤 琴
「掛軸になった西洋画」 山形大学地域教育文化学部 准教授  小林 俊介

第二回目前半は同じく基盤教育院の佐藤先生による講座で、
なじみの深い画題「高砂図」の解釈についてご講義いただきました。
後半は地域教育文化学部の小林俊介先生による講座。
西洋画と掛軸とのかかわりについてや、現存する作品の解説くださいました。



第三回
10月29日(土)13:30〜17:00
「表装のい・ろ・は―掛軸の取り扱いから裏打ちのやり方まで」
土屋光雲堂 店主  土屋 威夫


最終日は表具師の土屋光雲堂さんに掛軸の種類、扱い方の解説、
裏打ちの実演をお願いしました。
また講座修了時には修了証書の授与式を行いました。




今回の講座では計34名の受講生お集まりいただきました。
アンケートにも好評の声が寄せられ、来年の公開講座の候補に掛軸関連の内容をとのご意見も頂きました。。
ありがとうございました。
来年度の講座もどうぞお楽しみに。

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