縄文時代晩期に作られた土偶で、山形県寒河江市石田遺跡から出土されたものです。クラウドファンディングにて皆様から費用をいただき、出土から90年を経て無事に上半身と左足を接合し、展示することができるようになりました。現在は当博物館内にて展示されており、開館時間中であればどなたでも鑑賞することが可能です。
頭の上にアーチ形に大きくまげを結っており、ハレの日の女性の姿だと言われています。
修復前の高さは15cmで、修復後は19cmとなりました。肩幅は16cmあります。
この結髪土偶はクラウドファンディングを募り、復元いたしました。2019年7月22日に目標金額160万円を掲げてクラウドファンディングが始まりました。
寒河江市で発掘されてから当館に収蔵されるまでの数奇な運命、約90年ぶりの左足との再会、そして親しみやすい愛らしい姿。そして多くの広報活動が人々の心を動かし、9月20日に、寄付総額269万5千円でクラウドファンディングを成功させることができました。そうして立つことのできた結髪土偶をぜひ、山形大学附属博物館に直接見に来てください。
