佐久間文庫 凡例

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凡  例

  1. この目録の分類は、寄贈者佐久間森一郎一家の和算史上の地位、および和算史研究の便宜を勘案して行なった。
  2. 佐久間家で整理した番号が1冊1冊に丹念に付せられており、それによれば542点、1276冊1包となる。これを上記1の趣旨に従って分類をしなおし本目録を作成した。
  3. 分類整理に主としてあたったのは、松岡元久(山形大学)および平山諦(東北大学)の両名である。
  4. 各書名の前に附せられた番号は、寄贈以前に佐久間家で整理した番号である。各書名の後に付せられた番号は、本学図書館において新しく整理されたものに対する番号である。右端の( )内の数字は冊数を示す。「刊」とあるのは刊本の意味である。
  5. 分類整理にあたっては、伝写の途中で年紀その他の逸脱されたものの検討、および写本の筆跡鑑定をできるだけ行なったが、まだ完全ではない。
  6. 各書ごとに、内容を示す簡単な説明を付するよう配慮したが、不詳のものも若干ある。それらの書については、?をつけるか、空欄のままにするかしてある。
  7. 山形市教育委員会所蔵の和算書目録を巻末に付録として収録した。これについての解説、凡例は同目録の前に記してある。

出典:『佐久間文庫目録』昭和42年11月,山形大学