2014年09月08日

平成26年度 図書館職員研修「古典資料の扱い方 Pt.2」を開催しました

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 9月4日(木)、小白川図書館において本学基盤教育院教授の山本陽史先生を講師にお迎えして、昨年度に引き続き「古典資料の扱い方Pt.2-小白川図書館所蔵 古典資料のあらましと取り扱い方」について図書館職員研修を開催しました。

 はじめに、和本の大きさや装訂について説明を受けた後、山本先生ご持参の和本を各自手に取ってみせていただきました。
 国文学研究資料館のご協力で、山本先生はじめ学内外の先生方の調査により、小白川図書館所蔵の未整理分和古書のデータ整理が約20年経過した今ようやく終了することに伴い、今後は図書館における入力及び目録整理作業をすすめる必要もあるが、その中にお宝である貴重図書を発掘して、展示会等を開催することの必要性もお話されました。
 今回は、その調査の対象となった資料を実際に書庫5層にいって、手に取ってみました。5層は、かなり暑く汗だくになりながらの見学でしたが、それ以上に文書類にとっては、劣悪な環境であることを力説されました。あいかわらず、山本先生のお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていきました。

 職員数が減少していく中、後回しになっていた和古書に関する認識を改めて強く意識した今回の研修会でした。

【研修会の様子】

Kj_kensyu2014-1

 【書庫5層の様子】

 Kj_kensyu2014-2