トップページに吹く春の風(2006.03.30)

 このたび更新したトップページの画像は当館所蔵の「平清水焼」の大徳利の図柄を基に作成したものです。「春風駘蕩図(しゅんぷうたいとうず)」と呼ばれる、たいへん春らしい図像です。

 現在この大徳利はインフォメーションセンター(山形大学小白川キャンパス内)に出張展示しております。春の散歩に出掛けたくなったら、是非博物館とインフォメーションセンターへ。なお、解説等をインフォメーションセンターのHPから見る事ができます。

 文化遺産オンラインに登録(2006.03.3)

 文化遺産オンラインに登録しました。 

 文化遺産オンラインとは文化庁と総務省の連携により、国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を積極的に公開することを目的とした、インターネット上における文化遺産のポータルサイトです。全国の博物館・美術館の貴重な資料のデジタル画像が見られる他、興味のあるトピックスから文化遺産について調べることもできます。また、文化遺産オンラインに参加している施設の催事情報や案内を見ることができます。

 このたび本館も文化遺産オンラインに登録いたしました。主な所蔵資料を順次アップしていきたいと思います。

 液浸標本メンテナンス(2006.02.07)

 本館所蔵の動物標本約400点のうち、300点あまりが鈴木庄一郎博士の採集によるものです。生物の授業の一環として1946年(昭和21年)より開始された臨海実習では、飛島・鼠ヶ関を中心に多数の価値ある標本が採集されました。本館所蔵のものはその一部です。
 長年の月日が経過し、保存液が蒸発するなど、近年の保存状態は決して良い状態ではありませんでした。この度山大文化財リサーチプロジェクトpart2の標本のデータベース化の推進作業の一環として、液浸標本のメンテナンスが行なわれました。半澤直人助教授(理学部生物学科・附属博物館学芸研究員)の研究室の学生の皆さんの御協力のもと、昨年末から作業が始められ、1月末に非常に見やすい状態となって、博物館へ戻りました。是非ご覧ください。県内で採集された珊瑚や完模式標本など珍しい標本もあります。
鈴木庄一郎博士
1944年(昭和19年)に山形師範学校に赴任。以来退官されるまでの30数年にわたり、理科教師の育成に力を尽くされ、本県内外に優秀な教育者を送り出してきた。博士の専門は「原生動物・ブレファリスマの形態形成」。また、漁家に生まれた博士は幼い頃から海辺の動物に親しまれ、本県における海産動物分類の第一人者でもあった。

山大文化財リサーチプロジェクトpart2
山形大学の学部・部門1プロジェクトとして附属博物館が申請したプロジェクト。内容としては、自然科学系資料のデータベース化の推進、附属博物館が所蔵する資料を中心とする科学的な調査、昨年度同プロジェクトで学内で発見された有名作家の彫像の修復が予定されている。

 

 博物館実習課題返却について(2005.09.21)

博物館実習の課題(実習日誌、他館見学レポート、事後指導課題等)を返却します。

実習を受けた学生の皆さんは博物館事務室まで受け取りに来てくださるようお願いいたします。

 臨時休館について(2005.07.21)

8月と9月の臨時休館についてお知らせいたします。

・博物館実習他館見学により職員不在のため、以下の期日臨時休館いたします。

8月5日(金)、9月9日(金) 8時45分〜17時15分

・中央図書館の臨時休館に伴い、以下の期間臨時休館いたします。

8月15日(月) 8 時45分〜17時15分
8月29日(月)〜8月31日(水) 8時45分〜17時15分

 平成17年度『博物館実習』受講生を募集について(2005.07.04)

 本館では昭和55年から博物館実習を行っていますが、今年度も8月と9月に実習を行います。
現在実習生の募集をしています。実習を希望する方は実習のページをご覧ください。
 

 「椿貞雄《菊子遊戯之図》を探る」会期終了(2005.05.31)

 今月16日から27日までインフォメーションセンターにて開催されました「椿貞雄作《菊子遊戯之図》を探る」を無事に終了することができました。会期中はたくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。

 現在《菊子遊戯之図》は附属博物館内に展示しておりますので、会期中機会を逃してしまった方はこちらへご来館ください。
  

 椿貞雄《菊子遊戯之図》を探る−「山大文化財リサーチプロジェクト」成果報告展示会-(2005.05.09)

 本館は昨年度の1学部・部門1プロジェクト「山大文化財リサーチ・プロジェクト」の一環として椿貞雄作《菊子遊戯之図》(1922年)を始とする油彩画4点のX線撮影を東北芸術工科大学:文化財保存修復研究センターに依頼しました。撮影の結果、下層の鮮明な下描きが現れましたが、菊子の顔が完成作とは全くと言ってよいほど異なる表情を見せていることがわかりました。

 今回の展示報告会では調査結果を展示によって行うものです。学内の方はもちろん、一般市民の方の見学をお待ちしています。なお、博物館が例年開催している特別展はこれまで図書館会議室を会場としておりましたが、この度の報告展示会はインフォメーションセンターで開催いたします。

   会場:インフォメーションセンター

   開館時間:午前9時〜午後5時

   入場料:無料

 パプア州から教育施設団来館(2005.04.21)

 今月13日にインドネシアのパプア州から教育視察団の方々が博物館を見学しにいらっしゃいました。展示してあった極楽鳥に非常に興味をもたれていたので、理由を伺ったところ、極楽鳥はパプア州の州鳥であり、州立の大学名にもなっているそうです。

 しかしこの極楽鳥、インドネシアとニューギニアにしか生息しない鳥なのです。そのような極楽鳥がなぜ山形にあるのか?と興味をもたれていました。残念ながら極楽鳥が博物館に来た由来は資料が残っていないために、今となってはわかりません。

 帰国時間が迫っていたために短時間の見学でしたが、隠れキリシタンの十字架や踏み絵を見て「映画で見たことがある。その時のと同じだ。」と関心をもたれ、また刀や駕籠を興味深げに鑑賞していかれました。

 館報31号・古文書目録27号刊行(2005.04.14)

 博物館より館報31号と古文書史料目録27号が発行されました。館報31号は博物館の入口に置いてありますので、ご自由にお持ちください。古文書史料目録27号は山形大学名誉教授である後藤利雄氏が収集した俳諧関係の書を目録化したものです。古文書史料目録27号は附属博物館に来ていただければ、ご覧になることができます。バックナンバーもありますので、ご覧になりたい方は博物館の係りの者にお申し出ください。なお、館報はホームページからもご覧いただけます。