項目 | 内容 |
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目録番号 | 168 |
文書名 | 長尾為景起請文 |
発給年・作成年 | 永正十年八月十九日 |
西暦 | 1513 |
親文書名 | |
宛所 | 中条越前守殿 |
紙背その他1 | |
紙背その他2 | ○料紙ニ熊野牛王紙[熊野山宝印]ヲ翻シテ用イル |
注記 | |
形態 | 28.3×36.0 |
CD-ROM | 3-99 |
大判フィルム | 2枚 |
箱 | B |
箱番号 | 2-62 |
解題 | 越後守護代・長尾為景が中条藤資へ差し下した起請文。起請文は約束事を牛王宝印という霊験のある紙の裏に書いたもので、もし誓いを破ったなら自分に神罰を下すようにと記した。この起請文では「(中条)藤資のことは沙汰に及ばず、ご子孫に至るまでも等閑(なおざり)にすることあるべからざる旨」を誓っている。このとき、藤資も為景へ起請文を出し、互いに別心ないことを誓っている(中条町史 519号)。この13年後の大永六年にも、藤資は為景へ起請文を差し出している(中条町史539号)。このころの越後は守護・上杉定実、守護代・為景の時代であるが、定実は為景が据えた守護とはいえ、両者は緊張関係にあった。そのため、最も信頼する与党である藤資との間に起請文を交わしたものである。ただし、起請文は相互に約束する際に交わすものであり、両者に主従関係を設定するものではない。中条氏ら国人衆が家臣団として組み入れられるのは、戦国中期の謙信の代を待たねばならない。(『中条町史』、『中条家文書展解説』)(土屋) |
翻刻 | |
『中条町史』史料番号 | 522 |
『新横須賀市史』史料番号 |