中条家文書目録データベース

項目内容
目録番号111
文書名飯沼頼泰書状
発給年・作成年[宝徳四年カ]正月廿八日
西暦1452
親文書名
宛所謹上平子殿御報
紙背その他1○切紙
紙背その他2○端上ニ付箋「飯沼頼泰」アリ
注記
形態19.0×47.5
CD-ROM3-30
大判フィルム2枚
B
箱番号2-79
解題越後守護・上杉房定の重臣・飯沼頼泰が同役の平子(たいらこ)政重に宛てた書状。黒川氏の内紛について、飯沼・平子を通じて上申した結果、氏実の訴えが認められたことを伝えている。文意は以下の通り。「黒川氏実の訴えている高野北方の参洛(上洛)について、お国において仰せ定めた上は、もし、高野北方が上訴を繰り返しても、御屋形様(房定)の返事は変わらないので、安心して良いと思います。その旨を(氏実へ)回答してほしい。私はその間に、加地氏の方へこのことを申し伝えましょう。春が来たら高野北方も上洛するでしょうから、ご存じでなければ、心得ていてください。恐々謹言」。本書状は、平子政重の初見文書であり、2003年10月に開催された横浜市歴史博物館特別展「鎌倉御家人平子氏の西遷・北遷」において、平子氏関係文書として展示された。(横浜市歴史博物館『特別展 鎌倉御家人平子氏の西遷・北遷』)(土屋)
翻刻
『中条町史』史料番号354
『新横須賀市史』史料番号