kouza
tokuten



 home



平成21年度 博物館特別企画展
「雨宮透作品展 〜キャンパスの風〜」が開催されました。
2009年5月18日(月)〜6月5日(金)土日除く8:45〜17:00



2008年初冬、インフォメーションセンターの博物館展示コーナーに
当館の新しい資料《(レン)・風》が設置されました。

 地域教育文化学部の雨宮透教授によるブロンズ像で
作者が「自然」との対話の中でここ十数年取り組んできた

「漣(レン)シリーズの中の一点です。

貫頭衣をまとって、両手で風を受け止めている女性の姿は
向かい合う私たちの心に安らぎを与えてくれます。

ぜひ作品との対話をお楽しみください。

♪作者の言葉♪

ren2

設置作業の様子(2008年10月)

 ren3作者とともに

(レン)・風 ren1

ブロンズ  109×38×32cm



私は、ここ十数年「漣(レン)」シリーズといわれる、
簡素なコスチューム、貫頭衣を着た女性像彫刻に取り組んできた。

この「漣
(レン)・風」は2007年、東京で開催した個展で発表したもので、
粘土で原型を制作しブロンズに鋳造したもので、
私の気に入っている作品の一つである。

貫頭衣を纏って真直ぐに立ち、両掌で風を受け、
全身で風を感じている女性をイメージ
した。
シンメトリーなポーズは、安定した静寂な空間と
緊張感を作り出すとともに、動き
を極力抑えることで、
深い精神性と温もりを表現している。

東北の地、山形に来て二十年近くになるが、東京育ちの私にとって、
春、夏、秋、冬と
姿を変える遠くの山々や樹木、空気、水、土、風、
すべてが新鮮で、改めて「自然」の存
在を実感した。
時にはその美しさに引き込まれ、またある時はその厳しさに震撼した。

「自然」は安らぎを与えてくれる友であるが、
激しく挑みかかるライバルでもあった。

毎日の生活の中での「自然との対話」は
心のデッサンのトレーニングであり、
作品を生む
エネルギーの源となった。

「漣(レン)」シリーズはこうした「対話」と
貫頭衣との出会いから生まれた作品であり、
それまで裸婦を中心とした人物像が多かった私にとって、
大き
な転機となった。

 「自然」は私の彫刻の原点であり、
これからも「自然」から目と心を逸らすことなく
品に取り組んで行きたいと思う。


山形大学地域教育文化学部

文化創造学科 造形芸術コース

雨宮 透



 ☆インフォメーションセンターへのアクセスはこちら☆


上へ戻るkappatsu1